前田裕二のメモの魔力を読んで自分には”無理”だと分かった件|でも、そんな僕でもやれることはある

今回ご紹介する本は、前田裕二さんの「メモの魔力」です。

実際に読んでみましたのでご紹介します。

前田さんは、以下の4つのことをするためにメモを取っています。

  1. 物事を具体的に把握する(メモる)
  2. 抽象化をする(メモを見て思考できるようにする)
  3. 抽象化したものを自分の状況に置き換えて転用する
  4. 考えたアイデアを実行する

前田さんのメモは、具体的にあった出来事を抽象化するのが最大の特徴です。書籍の中でもこのように書かれています。

この「抽象化」こそが僕のメモの根幹です。もっと言うと、人間に与えられた最も重要な思考機能であり、最大の武器であると、確信を持って断言できます。

「本質は何か?」「結局何を伝えたいのか?」「どうしてそうなのか?」を考える。これが抽象化の技術です。

  • 映画やテレビを見たり、本を読むなど情報に触れたことはとにかくメモろう。
  • メモッたものは後から転用できる情報源となるので、積極的にメモる。
  • メモしたことは、具体→抽象→転用をする
  • 抽象化するときは、「他に活かせないか?」を考慮する

など、さまざまなメモのノウハウが書かれています。

しかし、前田裕二になるのは無理…

前田さんの書籍は、丁寧に詳しく自分の思考方法を教えてくれていて、簡単にできそうですが、おそらく、僕も含めて、多くの人ができないです。

書籍には、こんなことが書かれています。

ちなみに僕は、電車に乗ると毎回、広告や人の動きなどあらゆる電車内の現象や事象を脳が勝手に抽象化し始めるので、頭が爆発しそうになります。多くの具体を抽象化して汎用性があるものに変換していく膨大な思考作業を、すごいスピードで一斉に行うからです。

これくらいに日々情報に敏感で、そして、膨大な情報から自動的に思考作業が始まり、それを毎日繰り返す。ときには頭が爆発しそうになるようにならないと、前田裕二さんにはなれません

だからと言って諦めない。良いことは積極的に取り入れよう。

もちろん、僕たち凡人は、前田裕二さんになる必要はありませんので、書籍で教えてもらった良いことは積極的に取り入れていきましょう。それも、自分ができる範囲でいいんです。僕は、今後、良いサービスを受けたり、良い映画を見たり、自分が感動したことを極力メモっていこうと思います。で、メモを見て、「なぜそう思ったのか?」ということを考えてみる。

まずは、そこから、始めましょう

番外編:商人として最近忘れていたことを思い出した

僕は個人事業主なので、商売をしています。

で、この本を読んで、最近忘れていた大切なことを思い出させてくれました。その一節をご紹介します。

「我見」と「離見」が抽象化を加速させる

抽象化能力を引き上げるに当たって、もう一つ、マストで身につけておくべきことがあります。それは、「自分を一歩引いて客観視する癖」です。

能を大成した世阿弥が能楽論書「花鏡」で述べた言葉に、「我見」と「離見」というものがあります。

芸の世界には、当然ながら、良い演者と悪い演者がいる。それらを分けるものは何か。それは、「目」である。悪い演者というのは、自分自身(我)が周りを見つめる目、すなわち、「我見」しかない。一方で、良い演者は、自らの体を離れたところから自分を客観視する「離見」の目を持っている、といいます。幽体離脱して、あらゆる方向から自身の演技を見る目。要は、観客の目ですね。この離見の目、すなわち「離見の見」を持つこと、そして、自分側の「我見」を「離見」と一致させていくことが、芸に秀でる上で重要だと、世阿弥は述べています。

この話は、能という芸の世界のお話ですが、我々商人にとっても全く同じです。これまでの僕の経験上でも、商売がうまくいかなくなると、いつの間にか「我見」になっていることに後から気づくことが多々ありました。

で、実は、最近も忘れてしまっていたのですが、「メモの魔力」を読んで、ふと、いま、思い出しました。

いつでもどんなときも、「離見」を忘れない!お客さんの喜ぶことをしよう!

と、いうことを思い出したので、ここにメモしておきます。(これから既存のお客さんを喜ばすことをしていきますので、僕のお客さん達は少々お待ちください。)

最後に、前田裕二さんと堀江貴文さんの対談動画(ホリエモンチャンネル)もご紹介しておきます。

今日ご紹介した本

以上、ご参考まで。

当ブログを読んでいただきまして、誠にありがとうございます。このブログが、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。また、もし少しでも共感することがありましたら、また読んでいただければ幸いです。私も、読んでくれる方が多くなると、ブログを更新するモチベーションにも繋がりますm(__)m

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