今回は、世界で読まれ続けている名著、デールカーネギーの『人を動かす』からもっとも重要な原則を3つだけご紹介します。
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「人を動かす」と聞くと、相手を心理操作して自分の思い通りにするように聞こえるかもしれませんが、それは全く違い、ここでいう「人を動かす」とは、自分の周りの人間関係を良好して、よりよい生活やよりよい人生を送ることを目的としています。
それでは、早速、自分の周りの人間関係を良好にするために、『人を動かす』3つの原則をご紹介します。
『人を動かす』ために最も重要な3つの原則
- 相手を批判しない
- 相手の立場で考える
- 相手に関心を持つ
相手を批判しない
まず最初は、『相手を批判しない』ということです。
人には、自尊心や自己重要感というものがあり、これらを他人から否定されると自己防衛本能が働き、その人の言うことを聞かないようになります。
本書でも、このように書かれています。
人を批評したり、非難したり、小言をいったりすることは、どんなばか者でもできる。そして、ばか者に限って、それをしたがるものだ。
人を非難するのは、ちょうど天に向かってつばをするようなもので、必ずわが身に返ってくる。
つまり、たとえ、相手が間違っていたからといって、論破してはならないのです。相手を言いくるめた場合は、こちらの気持ちが晴れるかもしれませんが、批判された方は、もうあなたのことを信頼することはありません。
人は、感情の生き物であり、感情を傷つけられたら、その相手の言うことは聞きたくありません。
だから、1つ目の原則は、
人を批判しない。
まずは、このことを覚えておきましょう。
相手の立場で考える
人を批判しない重要性を理解したら、次は、相手の立場で考えることを覚えましょう。
相手の立場で考えることができる人は、例外なく、仕事や人間関係もうまくいきます。
人を動かす秘訣は、相手の立場に立って、それをよく理解することです。
書籍でもこのように書かれています。
常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える、というたったひとつのことを学びとっていただければ、成功への第一歩が、すでに踏み出されたことになる。
まずは、最初の一歩として、「もし、自分が相手だったら…」と考える癖をつけましょう。
相手の立場に立てる人は、周りの人からも一目おかれ、重宝されます。
相手に関心を持つ
最後は、 相手に関心を持つ です。
普通の人は、日常生活において、9割以上は、自分のことについて考えています。
「今日は何を食べようか。」や「今日は何をしようか。」、あるいは、「あの会議に出たくないな」など、良いことも嫌なことも含めて、基本的には、自分を中心にしてものごとを考えています。
だから、あなたが、他人に関心を持つということは、”相手が四六時中考えている自分自身に関心をもってくれる良い人”として相手に映ります。
書籍にもこのように書かれています。
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。
「まず、あなたが相手に関心を持たないとすれば、どうして、相手があなたに関心を持つ道理があろうか?」
そして、十中八九、自分のことに関心を寄せてくれた人には好意を感じ、相手のことも知りたくなります。
ただ、関心を寄せるということは、表面的なものではなく、心の底から”相手を知りたい”と思わなけれなりません。表面的な関心は相手にもいずれ分かってしまいます。
他人に示す関心は、人間関係のほかの原則と同様、かならず心のそこからのものでなければならない。
まとめ
ということで、デール・カーネギーの『人を動かす』から学べる、もっとも重要な3原則をご紹介させていただきました。
- 相手を批判しない
- 相手の立場で考える
- 相手に関心を持つ
これらは、当たり前のようですが、日常生活でできている人はあまりいません。
ついカッとなって相手を批判してしまったり、ついつい、自分都合で考えてしまったり、忙しさで相手のことを軽く扱ったりしてしまいます。
人間ですので、時にはしかたありませんが、この3原則のことを定期的に思い出すだけでも、周りの人との人間関係が改善していきます。
ぜひ、この3原則を活用していただければと思います。
以上、ご参考まで。
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