今回は、人生においても重要な、『継続』についてのお話です。
あのイチロー選手も、メジャーリーグで、年間最多安打を記録したときに、こう言っています。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところに到達するただ1つの道」
ダイエットを始めたけれど、途中で諦めてしまったことや、英語を学習しようとしたけど、途中でやめてしまった。
あるいは、健康のため、ジムに通ったけど、途中でいかなくなってしまった。
このような経験は誰もがあると思います。
自分ではやった方がいいことは分かっているのに、どうしても続けられなかった!ということが起きないように、『続ける技術』という書籍から、継続するコツをご紹介します。
▼今回の内容は、こちらの動画でも解説しています。
あなたが続けられないのはなぜ?
そもそも、なぜ人は、続けることができないのでしょうか?
この理由を知ることが、続けられる人間になるための第一歩です。
あなたが、ものごとを続けられないのは、意思が弱いとか、モチベーションの問題ではありません。
ものごとを続けられない一番の理由は、“行動”に焦点を当てていないことに大きな原因があります。
書籍では、「行動科学」のノウハウを元に書かれていますが、続けるポイントはたったふたつしかないと言っています。
それは、
- ある行動を増やす。
- ある行動を減らす。
この2つの行動に焦点を当てるだけで、続けることができるようになります。
1つ目のある行動を増やすとは、書籍の中では、『不足行動』と言われいます。
もう一つの、ある行動を減らすとは、「ライバル行動」です。
不足行動を増やし、ライバル行動を減らすと、あなたは継続できるようになります。
「不足行動」とは、あなたがこれから始めようとしていてもなかなか増やせないでいる行動のことです。
例えば、
・「ダイエットのために、毎晩3キロの道のりを走る。」とか、
・『英語毎日、30分勉強しよう。』
というのは、不足行動を増やす行動です。
しかし、不足行動には大きなハードルがあります。
それは「すぐに成果がでない!」ということです。
一度走っただけでは痩せませんし、30分英語をしただけでは上達しません。
すぐに成果がでれば、やる気もモチベーションも上がりますが、なかなか成果がでないので、続けられないのです。
そんな中、あなたには、誘惑が現れます。
それが、ライバル行動です。
ライバル行動は不足行動をすることの邪魔をしてきます。
たとえば、ダイエットを例にとると、ライバル行動は、テレビを見る、ケーキを食べるなど、ダイエットに繋がらない行動です。
しかも、ライバル行動がやっかいなのは、行動した瞬間に快楽を得られることです。
人は、弱い生き物ですので、すぐに成果がでないことよりも、手っ取り早く快楽が得られる行動をとります。
つまり、やらなければならない不足行動は、すぐに成果がでない。
その一方、ライバル行動は手軽ですぐに快楽が得られる。
だから、ライバル行動ばかりをやってします。
これが、あなたが続けられない理由です。
不足行動を増やして、ライバル行動を減らす方法
何かを継続させるには、不足行動を増やし、ライバル行動を減らすことがカギとなります。
では、不足行動を増やすには、どうすればいいかというと、次の5つのことをしましょう。
- すぐに取り掛かれるようにハードルを下げる
- 行動のあとのごほうびを用意する
- 数値化して見えるようにする
- ラストゴールとスモールゴールを設定する
- 宣言と経過報告をする
たとえば、あなたがダイエットをしたいと思い、『俺は毎日30分ジョギングするんだ。』と、決めたとします。
そのためには、まずは、トレーニングウェアをすぐに着られる状態にしておきます。
不足行動をするには、いかにその行動をとりやすくしてあげるかが重要です。
また、ジョギングしたあとのごほうびも用意して、ジョギングすることのメリットを明確化しておきます。
たとえば、ジョギングの後に、冷たいプロテインを飲む、といったことでOKです。ポイントとしては、『ご褒美ですので、自分の好きな飲み物を用意することです。』
また、ラストゴールとスモールゴールも設定して、小さな達成感を味わうようにしましょう。
たとえば、最終的に10キロ痩せることがラストゴールだとしたら、スモールゴールは、例えば、0.1キロ痩せることです。一回走って、運動後に0.1キロ痩せたら達成、というように小さなゴールを目指すようにします。
そして、スモールゴールをいくつか達成していくことで、目標に近づいていくことがわかり、モチベーションも上がり、満足感も得られ、さらに続けようという気になります。
最後は、ゴールと進捗状況を公開します。
これは、自分の周りの人に話てもいいですし、TwitterやFacebookで公開してもいいですが、他人の目に触れるようにして、逃げ道を無くします。
また、このことは書籍には特に書いていませんが、人は、21日間続けることができたら、それを習慣にすることができるといわれています。
習慣化できたら、最初のころにはおおきなハードルを感じていたことが、楽々できるようになります。
だから、まずは21日間やり続けることを目標にしてみるというものいいと思います。
ということで、今回は、『続ける技術』という書籍から、継続する コツをご紹介しました。
まとめ
- あなたが続けられなかったのは、意思の強さの問題でなく、行動に焦点を置いていなかったから。
- 継続するには、不足行動を増やし、ライバル行動を減らす工夫をすること
- 不足行動を増やすには、
- すぐに取り掛かれるようにハードルを下げる
- 行動のあとのごほうびを用意する
- 数値化して見えるようにする
- ラストゴールとスモールゴールを設定する
- 宣言と経過報告をする
今回紹介した書籍はこちら。
ちなみに、この書籍は、オーディオブックで聞くこともできます。
本を読むことが苦手な方は、耳から聞くこともおすすめです。
Audible版はこちら(※書籍のサンプル音声も聞くことができます。)
以上、ご参考まで。
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