“我慢しない“、“頑張らない“、“根性を持たない“ということの大切さと嘘

できれば、無駄な努力ってしたくないですよね。僕も無駄な努力は嫌いです。したくないです。

で、このことについて書かれたとっても良い本を見つけたので、ご紹介させていただきます。

『このムダな努力をやめなさい 成毛眞 著』

このムダな努力をやめなさい表紙カバー画像

タイトルを見ただけでも、『えっ、ちょっと、ムダな努力って何なのよ。』って、反発心や嫌悪感を覚える書籍ですが、内容は至極真っ当で論理的です

書籍の中身を見ると、流石は、元マイクロソフトの社長を勤められた人が書いただけあって、結構キツめな文章が書かれています。特に僕が気に入ったのは、

努力には「時間」がかかる。時間がかかるということは、「お金」や「労力」もかかるのだ。そういった「コスト意識」がないと、ムダな努力を重ねてしまうことになる。だから努力も「選別」する必要がある。(中略)

たとえば、仕事でたいして使いもしないのに英語の勉強をするのはムダだ。今役に立っていないスキルが将来に役立つ可能性は低い。どうせやるならもっと仕事に直結する勉強をしたほうがいい。(中略)

自分が「やりたいこと」「好きなこと」「得意なこと」で思う存分本領を発揮する。それが成功への最短距離である。だから、ムダな努力をしているヒマなどない。
※はじめにより一部抜粋

『いやー、おっしゃるとおり。』ぐうの音も出ない程の正論。(ちなみに、僕も会社員時代、特に使いもしない英語の勉強(TOEICの点数を上げる勉強)をするために土日を使っていました…。そして、今は、全く英語を必要としていないという状況です(汗)。

上記の文章は、“はじめに”で書かれている文章ですが、その後の書籍の内容も超現実的かつ超ドライで面白いです。(ただ、みんなが皆、成毛氏の言う通りに慣れるかと言うと、それもなかなか難しいでしょう。)

たとえば、

我慢しない。
頑張らない。
根性を持たない。
私はこのことを徹底している。
過去の著作でも述べているが、自分がやりたいこと、面白そうだと思うことをやったほうが、間違いなく物事は長続きする。何かを我慢したり、ひたすら苦労をしなければできないことなら、最初からしないほうがマシだと思う。
会社組織の中では、やりたくない仕事でもやるのが当然、というのが一般論だが、私なら、やりたくない仕事は他人にやらせている。

うーん。これも超正論…。

我慢は必要だし、スタートは肝心

ただ、一方で、このようなことも書かれています。

野球やサッカーの試合中には、必ず「我慢の時間帯」がある。スポーツに限らず、囲碁や将棋にもあるだろう。(※中略)

人生にも攻める時期もあれば、守る時期もある。日本の現況を見ている限り、今は我慢の時だ。無理をして攻めてもムダに終わる可能性が大である。

ただし、タイミングが悪いというだけで、日本が国として終わったというわけではない。あと20年もすれば、既得権益をがっちり握っているジジババがこの世を去り、もっとマシな世の中になる。死ぬ直前まで利権を離さないだろうから、世の中は相当混沌をきわめるだろうが、誰も寿命には勝てない。来るべき時の為に、今はムダにエネルギーを使わず、温存しておくべきだ。(※中略)

とはいえ、苦痛な勉強などは頑張る必要はない。逆境に耐えるのではなく、好きなことをやって待つべきだ。

これなんかは、先日の大阪の大阪都構想を思い出しますね。橋本大阪市長が住民投票で負けたように、既得権益を持った人はなかなかその利権を手放しません。それが悪いというよりは、『もう、人間だからしょうがない』レベルだと思います。

あと、僕は、スタートを切る時も結構肝心だと思うんです

いろんな書籍を読んでいて、よく成功者が「好きなことをやろう」とか「右へ倣えはよくない」とか、「常識を疑おう」的なことを言うのですが、実は、その成功者の方も、最初のころは、たぶん、我慢したし、頑張ったし、根性を持ってやってきたと思うんですよね。(で、本にするとそのときのことを軽視して、かっこよく書いちゃうんですよね。(笑)

あと、著者がこんなにも強気にものが言えるのは、おそらく、“圧倒的な自信”があるからだと思います。そして、自分に自信を持つには、どうしてもまずは、最初に小さな成功体験を積み重ねる必要があります。(じゃないと、なかなか自信はつきません。)

だから、絶対、何事もスタートが肝心。新入社員の方は、最初の1~2年が一番重要だし、個人事業主や起業家の方も、事業を軌道に乗せるまでのスタートが肝心。

ということで、やっぱり、まずは、目の前の仕事や課題に全力投球でやっていくしかありませんね

ただ、この本に書かれている考え方や事柄は、至極真っ当で正解だと思われることが満載でした。マジで勉強になりました!

当ブログを読んでいただきまして、誠にありがとうございます。このブログが、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。また、もし少しでも共感することがありましたら、また読んでいただければ幸いです。私も、読んでくれる方が多くなると、ブログを更新するモチベーションにも繋がりますm(__)m

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