『チーズはどこへ消えた』と『仕事はたのしいかね?』の共通点

今回は、世界的ベストセラーとなった『チーズはどこへ消えた』と『仕事はたのしいかね?』の2冊を要約して、私なりの解釈を加えて「変わる事の大切さ」を一緒に学んでいきたいと思います。

動画版はこちら

チーズはどこへ消えたの解説

「チーズはどこへ消えた」を簡単に紹介すると、この本は、日本で400万部、全世界で累計2800万部以上売れている書籍で、チーズが隠された迷路を舞台に、2匹のネズミと2人の小人がチーズを探して、人生における大切な教訓を学ぶ物語です。

最初はネズミと小人も、ステーションCという場所で、大量のチーズを発見して満足しているのですが、いつの間にかチーズが無くなっていることに気づきます。

このチーズが無くなってしまったという現実に対して、ネズミと小人の行動がまったく違いました

ネズミは、新しいチーズを探すために別の場所に走り出していきますが、頭がいい小人たちは、チーズがなくなった原因を調べたり、もしかしたら、明日にはチーズが戻ってくるかもしれないなど、と理由をつけて、ステーションCから動こうとしません。

しかし、いくら待っていても、チーズが戻ってくる日はきません。

そこで、ある日、小人の1人は「新しいチーズ」を探しにいく決意をし、新しいチーズを探す中で、次のような『変わること』の大切さに気付いていきます。

  • 「変化は起きる」
  • 「変化は予期せよ」
  • 「変化は探知せよ」
  • 「変化にすばやく対応せよ」
  • 「変わろう」
  • 「変化を楽しもう」
  • 「進んですばやく変わり再びそれを楽しもう」

この物語のチーズは、私達の生活でいう、仕事や会社であったり、自分の考え方などに置き換えることができます

たとえば、いまの会社を辞めたいけれど、なかなか辞められないといった状況にも当てはまります。

仕事は楽しいかね?の解説


一方、もう1冊のベストセラーの『仕事はたのしいかね』の話しも簡単にご紹介すると、吹雪によって空港が閉鎖され、主人公が26時間も待つハメになったとき、たまたま出会った風変わりな老人に「仕事は楽しいかね?」と聞かれ、実は大富豪だったその老人に、仕事や生き方についてのアドバイスをもらっていく物語です。

そのアドバイスとは、

  • 試してみることに失敗はない
  • 明日は今日と違う自分になる
  • 遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る
  • あらゆることを試し、チャンスの数を増やす

などがあります。

2冊のベストセラーの共通点

この2冊の書籍の共通点を端的に言うと、「積極的に変化を起こそう!」という事につきます。

『チーズはどこへ消えた』では、「ホー」という小人が、もう一人の小人の「ヘム」へこのようなことを言います。

「ねえ、ヘム、物事は変わることがあるし、決して同じことにはならない。あのころと一緒だよ、ヘム。それが人生だ!人生は進んでいく。私らも進まなくてはならない」

『仕事は楽しいかね?』では、老人のマックスが、主人公に向かってこのようにアドバイスをしています。

何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。

必ず、何かを学ぶからだ。

世の中は、常に変化をし続けているため、現状維持は退化に繋がります。そのため、書籍でいわれている通り、人は、常に変わり続けなくてはなりません。

変わるということは、新しいことを「試す」ことが重要なポイントとなります。

もちろん、何か新しいことを試してみても、すべてがうまくいくわけではありません

失敗することもたくさんあると思います。

しかし、仕事はたのしいかね?で出てくる老人の言う通り、何かを試してみる限り、試す前と同じ場所に戻ることは絶対にありません

試してみることで、経験が詰まれ、成長につながるからです。

恐怖を克服するには?

何か新しいことを始めたり、何かを大きく変えようとしたときには、必ず恐怖心に襲われます。

これは、僕の経験のお話で恐縮ですが、僕は、今現在、個人で仕事をしていますが、28歳のとき、会社を辞めて独立する決意をしました

その理由は、会社での仕事にマンネリ感を覚え、自分の成長も感じられないまま、このまま、この仕事をしていていいのだろうか?と思い、会社を辞める決意をしたのです。

ただ、会社を辞めて独立してもうまくいかかったらどうしよう。という恐怖心にかられ、とても怖かったことを覚えています。

そのときの恐怖心に、僕がどう対処したかというと、恐怖心が起こるのはしかたなしとし、恐怖心を持ちながら、独立するための準備をしたり、休みの日に営業活動をしたりと、行動に移すことで、なんとか恐怖心に慣れていきました

いまでは、あのとき、恐怖心に負けずに一歩を踏み出せてよかったなと思っています。

2冊の本で書かれているように、変化は黙っていても訪れます。

その変化が起こるのを待っているのではなく、自ら、変化に積極的になることで、人生が開けると私は思っています。

毎日1%成長しよう

このことは、2つの書籍には出てきませんが、毎日たった1%だけでも成長すると、1年間でどれだけ成長することになるのか知っていますか?

実際に計算機を使って計算してみると分かりますが、毎日1%の成長なので、1.01の365乗となり、結果は、37.7倍となります。

つまり、毎日、たった1%でもいいから、成長を意識することで、1年後にはいまのあなたより37倍の成長ができることになります。このことはぜひ、覚えておいてください。

1%の努力とは、人それぞれ異なりますが、たとえば、『毎日1ページ本を読む』とか、『毎日15分だけ英語を勉強する』とかでかまいません。

もし、あなたがサラリーマンで、いまの仕事にマンネリ感があるのなら、『新しい企画書を書いてみる』ことかもしれません。

あるいは、過去の私のように、サラリーマンから独立したいと思っている人なら、まずは、『副業のやり方』を調べてみることかもしれません。

このような、自分の成長につながることをたった1%やるだけで、1年でいまのあなたの37倍の成長に繋がります。

 

まとめ

ということで、今回のまとめです。

  1. 現状維持は退化に繋がるため、積極的に変化を起こす必要がある。
  2. 変化を起こすには、「試す」ことが重要。
  3. 何かを試してみる限り、試す前と同じ場所に戻ることは絶対にない。
  4. もし恐怖心が訪れたら、圧倒的な行動で対処する
  5. 毎日1%だけ成長すると、1年で37倍になる
  6. 「試してみることに失敗はない」

僕もいま、新しい試みとして、Youtube動画を作っていますが、自分の勉強にもなりますし、たまに動画を見た方からコメントをいただくこともあり、『やってみて良かったな。』と思っています。

あなたも、何かやりたいことややり始めたいことがあれば、『試してみることに失敗はない』精神で初めてみてはいかがでしょうか。

このお話が、少しでも、あなたが何かを始めるきっかけとなれば、非常にうれしいです。

当ブログを読んでいただきまして、誠にありがとうございます。このブログが、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。また、もし少しでも共感することがありましたら、また読んでいただければ幸いです。私も、読んでくれる方が多くなると、ブログを更新するモチベーションにも繋がりますm(__)m

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