企業経営理論から個人経営を考える

個人事業主は、自分自身を、“アイカンパニー(I CAMPANY)”としてとらえて、走り続ける必要があります。

先日、経営の神様と言わているドラッカーの著書を読みましたので、その内容を共有させていただきます。

すでに起こった未来―変化を読む眼
すでに起こった未来―変化を読む眼
P.F. ドラッカー

「経済発展」についての最も望ましい定義は、雇用一人当たりの投下資本を増やすことによって、労働と生活の質の向上をもたらすような経済の能力を増大させていくことである。

※引用:すでに起こった未来―変化を読む眼 P.F. ドラッカー著『II 社会における経済学より』

これを、個人事業主の場合で言うと、『個人の投下資本を増やすこと(つまり、自分自身が市場へ提供できる付加価値を増やすこと)によって、労働と生活の質の向上をもたらすような経済の能力を増大させていくことである。』という定義になります。

要するに、僕自身が、市場に多くの価値提供できる人間になれ!ということですね、はい。

最大の資本は自分自身

個人事業主にとっての最大の資本は、自分自身です

自分の価値を如何に高めていくかで、食っていけるかいけないかが決まります。サラリーマンと決定的に違うのは、自分の提供できる価値が低いと、収入が全く入って来ず、食べていけません。そのため、ほとんどの自営業者は、“やるっきゃない”状態なのです(笑)※サラリーマンの場合、会社への提供価値が低いとクビや減給などのペナルティはありますが、それでも今の日本の法律上、解雇は簡単ではないため、例え、低い価値提供でも一定の収入が見込めますね。

現在は情報革命の真っ只中

実は、我々は、産業革命の黎明期や農業革命を含むこの時代に、技術に何が起こったかを知っている。今日我々が知っている技術、すなわち物的な道具に対する体系的・組織的な働きかけとしての技術が、この時代に生まれたのである。

技術は、既存の知識を集めて体系化し、それらの知識を組織的に適用し、それを公にすることによって生まれた。この三つの段階のなかで、最後のものが最も斬新で、最も重要だった。それまで、技術は奥儀とされ、容易に入手できるものではなかった。
(※中略)
技術革命は、技術に対して、農業や機械や医学など、かつての実用技能にはなかった力、すなわち人間の精神に対する影響力を与えてしまった。
(※中略)
しかし、まさに今日こそ、技術はきわめて重要な意味をもつに至っている。技術は、行動の世界と知識の世界を結びつけるもの、人類の歴史とその知識の歴史を結びつけるものとなっている。
※引用:同書『V部 仕事・道具・社会より』

確かに人類は、農業革命や産業革命により、暮らしがより豊かに便利になりました。そして、革命が起こる時は、既存のものがぶっ壊されて、新しいものが創造されていきます。現在は、第三の革命と呼ばれる“情報革命”の真っただ中にいます。農業革命や産業革命に匹敵するかそれ以上の革命の中、今後も生活はより便利により快適になっていくでしょう。(僕が今現在、個人事業主として、インターネットを通じて仕事ができているのも、この革命のおかげに他ありません。ありがとう、ありがとう!

そして、最も大切なことは、何が壊されて、何が創造されていくかを、我々はしっかりと見極める必要があります。※これは、カッコつけとかではなく、ガチで必要なことなのです。

ドラッカーから見る日本について

日本では二極が共存する。しかし、そこにあるのは対立ではなく、北極もあれば南極もあるという二極性による緊張である。
(※中略)
この二極性は、子供のしつけにも見られる。子供は学校に入るまで、アメリカの基準では許容の限度を超えるほど、甘やかされている。しかし学校に入れば、最初の日から規律がある。行儀よくすることを求められる。そして、そのとおりにする。
(※中略)
この二極性は、今日、日本の産業や企業内の人間関係にも見られる。
西洋では、組織は専制的であるか民主的であるかのいずれかである。しかし日本では、組織はそのどちらでもある。専制の典型は、企業や政府機関といった大組織の長である。しかし、実際の意思決定は合意と参加によって行なわれ、トップからではなく部下からスタートする。
※引用:同書『V部 仕事・道具・社会より』

うん、これはその通りですね。大企業では、今日も部下から稟議があげられ、社長からの決裁を待っていることでしょう。

日本人は昔からこの二極が存在していて、ある意味、バランス感覚が優れた国民性を持っています。このバランス感覚を大切にしつつ、併せて判断力と決断力を駆使できるようになればいいんですけど、なかなか二律背反なんで難しいんですよね。ドラッカー先生は、日本のこともよくわかってらっしゃいますね。以上、ご参考まで。

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