実際に商売をすることは、MBA取得よりも為になる

MBAってどう思いますか?

巷では、「MBAなんて役立たない」とか、「無駄だ」とう言葉を聞きますが、僕は単純に、「すごいなー、カッコイイなー。」と思っています。もちろん、僕は、MBAなんてカッコいい経歴はもっていないんですけど、少し興味があったので、先日この本を読んでみました。

著書:ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場
著者:フィリップ・デルヴス・ブロートン

この本を読むと、ハーバードでMBAを取得するということが、ほんの少しだけ経験できます。そして、一般的な日本の大学を卒業することとの違いもよくわかります。(筆者も、本書はあくまでも一人の学生の体験記に過ぎないと言っています。)

ということで、ここでは、いくつかのポイントをご紹介させていただき、MBAでは、どんなことをやっていて、日本の大学とはどう異なるのかをタンタンとご紹介させていただきます。

MBAはケーススタディでビジネスを学ぶところ

HBSの全カリキュラムはケーススタディ、すなわちビジネス実例からできている。各ケースについて答えなければならないのは、自分ならどうするかである。こうした問題に正解はない。多くの場合、ケースの当事者がとった行動は惨憺たる結果に終わる。だが肝心なのは、各自が問題についてどう考え、情報不足や不確実性にどう対処するかということなのだ。
つまり目指すところは、会計学や債券の値付けといった些末な問題が消え去ったずっとあとで、各自が明確な思考法と決断力を身につけていることだ。

ビジネススキルを学ぶ最高峰のHBS(ハーバードビジネススクール)で教えていることは、つまるところ、“自分の頭で考える力”のようです。そして、学ぶ科目は、数学や物理学、文学や歴史学などではなく、“ビジネス”をケーススタディーで学ぶことに特化されているようです。

成績は、普段の授業中の発言の内容や頻度が半分を占める

HBSはハーバードロースクールが使っていたケースメソッドを採用していた。授業は抜き打ちの指名から始まり、教授に指名された者が、前の晩に予習してきたケースの紹介をする。これは学生にとっては二分から一五分程度続く、つらいひとときとなり得る。そしてこれが終了すると、だれもが発言のために挙手することができる。この発言は質問でも、教授や他の学生が言ったことへの反応でも、現在、取り組んでいる問題を明らかにする自分自身の経験にもとづくエピソードなどでもいい。全員の学びを促進させるもの、というのが発言に求められる唯一の条件である。

このような授業風景は、日本の大学にはあまり見かけませんね。(もちろんビジネススクールと大学は目的が異なるので、致し方ないのかもしれません。)

日本の大学は、単位をとるために必要なものが、授業への出席とレポート提出が主で、発言や議論などはあまり必要がありません。(しかも、ほとんどの大学では、過去レポート(※注:僕も使いました。)という存在があり、そのレポートの取得に力を注ぐ大学生が圧倒的多数ですね。)

我々は学生間の相対的な成績によって強制的に作られる曲線(カーブ)にもとづいて評価される。(※中略)
成績の五0パーセントは授業態度、すなわち発言の内容や頻度によって決まる。残りの五0パーセントは中間試験と期末試験の結果にもとづいて評価される。

評価についても、日本の大学と大きく異なる点です。

日本の大学は、先に述べたとおり、授業の出席に重きを置いており、教授が講堂で、大勢の生徒に講義するような授業では、たとえ、授業中に寝ていても、出席していれば評価が下がることはほとんどありません。

しかし、HBSの場合は、出席した授業の態度が50パーセントも評価に関わります。どちらかと言えば、社会に出た時の評価に近いですね。※例えば、会社の会議に出ても、“発言がない人は、いないのと一緒。”とはよく言われることですね。

この本は、ハーバードビジネススクールに入ったら、どういうことをするのか疑似体験ができる本です。詳しい内容を知りたい方は、是非、本書を読んでみてくださいね。

自分でビジネスをしてみることは、最高の学びの場となる

僕がこの本を読んでみて思ったことは、実際の仕事を、ケーススタディのようにゲームとして進めることは、実は結構価値があることだな。ということです。

実際のビジネスもケーススタディーも同じような問いが行われます。たとえば、『今自分がやっている事業を拡大するにはどうすればいいか?』という問い等です。

この問題を、ケーススタディーのように頭の中でシュミレーションして問いに対する解を出すことはいつでもできます。

しかし、ケーススタディーの場合は、それを実際に試すことができない(少ない)です。筆者も終わりの方にこのように言っています。

もし一日学長になったら、ぜひともハーバードビジネススクールについて改革したいことがある。第一は、ビジネス経験を持たない教授が起業を教えることの禁止だ。MBAでは実用的なビジネススキルというよりも学問を教えているという批判がある。

実際にビジネス(商売)をしている場合は、自分が導き出した答えを、実際に試してみることができます。そして、これが、実は一番の学びになります。(実際に試すことで、最高の学びになることは“百文は一見にしかず”という言葉の通りなんですよね。)

個人事業主や、いま会社で勤めている人は、ある意味、HBSで学んでいるエリートよりも、実体験ができる学びの機会を持っているのかもしれません。以上、ご参考まで。

当ブログを読んでいただきまして、誠にありがとうございます。このブログが、少しでもあなたのお役に立てれば嬉しいです。また、もし少しでも共感することがありましたら、また読んでいただければ幸いです。私も、読んでくれる方が多くなると、ブログを更新するモチベーションにも繋がりますm(__)m

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